書評・感想『貯金兄弟』竹内謙礼・青木寿
こんにちは。
インチキ薬剤師のカフェオレです。
今日はビジネス戦略ノベルシリーズ
『給料戦争』を通勤中に読んだのでこれを。
給料をあげたい男、浅野敬一34歳とタイムスリップした日本兵花沢が
人生の勝ち組人生の勝ち組を目指す話で、さらっと読めるストーリーです。
構成
第1章 基本給は25万なのに、手取りが20万ちょっとになる理由
ー税金と社会保険料はどういう計算で差し引かれるのかー
第2章 サラリーマンが給料をあげるために絶対やるべき5つのこと
ー会社に必要な人材であるとアピールしなければ、給料は上がらないー
第3章 会社の業績を回復させるためには人件費の削減も必要
ー社員のモチベーションが下がらないリストラの方法ー
第4章 転職する95%の人が失敗してしまう理由
ー転職に成功して、キャリアアップするためのコツー
第5章 買収した子会社への転籍は栄転か?左遷か?
ー転籍と出向、そのメリットとデメリットを冷静に分析するー
第6章 社員が自分の給料プロセスを知らない会社は儲からない
ー社員が納得できる人事の評価基準を導入するー
給与明細の話、昇給の話、リストラや給与カットの話、
転職の話、転籍の話、人事評価の話・・・
どれもサラリーマンとしては考えてしまうことですよね。
さて、この中でも一番興味が湧いたのはここ。
どうしたら給料があがるの?ということ。
(由美子)「直接、上司に進言しなくても『自分は、会社にとって、必要な人材ですよ』
ということをアピールして、それが証明できれば給与は上がるはずよ」
(由美子)「サラリーマンは5つのことを徹底してやれば、給料が上がるのよ」
①会社に利益をもたらすこと
②組織を作って、その中核となること
③上司に信頼されること
④自分の目標を持つことは
⑤チャレンジすること
このあたり意識してみると仕事に対する考え方って変わりそうですよねぇ。
①~⑤の達成をするためにはリーダーシップ大切ですね。
逆に、評価されてないとするとこのどこかに問題点があるわけで。
もくもくとただ毎日仕事をするだけのタイプだとなかなか評価されないし、そうなると目標がみつからない悪循環に陥りそう。
どの章にも、普通にサラリーマンしてると意識しないようなことがたくさん書いてあって勉強になります。
タイムスリップしてきた日本兵花沢さんがイイ味をだしてて、最後のほうはついつい涙腺が緩んでしまいました。
プロローグからエピローグのオチまで全部が上手!!