カフェオレがボヤく!

インテリジェンス(知性)とチキンを愛し追求する薬剤師、略してインチキ薬剤師があれこれかたります。

書評・感想『貯金兄弟』

こんにちは。

インチキ薬剤師のカフェオレです。

インキチっていつも書いちゃうのはナイショ

今日読んだのは一昨年くらいに買った本で、

PHP研究所『貯金兄弟』竹内謙礼・青木寿幸 著書

このシリーズけっこう好きです。

 

今回の『貯金兄弟』には

貯金がどうやったら貯まるのー?ってことを

1流大学から1流企業である広告代理店で務める兄・宗一郎

高卒で消防士となった弟・翔太

の2人の生き方から解答を見せてくれる内容となっています。

第1章

大卒の生涯年収が、高卒の生涯年収よりも3000万も低い理由

ーこれからは、一流大学を卒業しても、安泰ではないー

大学卒業して就職して、順当に出世できるかどうかは個人の能力次第ですから

けっこうわかるなぁと思います。

たとえば小売や介護って学歴関係ないですから、

大学4年分の学費生活費が将来へきちんと投資されるかというのはたしかに私も疑問に思っているところです。

弟・翔太君はデータだして兄・宗一郎をいじめるのですがなかなか辛辣。

 

第2章

給与も人並み、お金を貯める気もあるのに、なぜ、口座残高はゼロなのか?

 ー小さな節約を重ねなければ、お金なんて貯まらないー

 これは心にささりますなぁ

極限まで節約生活をするサイコパス翔太君が上司にアドバイスするんですけれども・・・

納得なんですよね。翔太やるやん!

解答は貯めたい額をあらかじめ定期にぶっこむ方式。

第3章 生命保険は人生で住宅の次に高い買い物、だからマジメに選びなさい

ー毎月高い保険料を払っていても、保険金がもらえない!?ー

 毎月2万ずつ30年支払うと840万という話ですが、

個人的には保険ってほとんど意味ないなと昔からおもっちゃってます。

内容の雰囲気的にも、過剰な特約は見直すべきだしわかりやすいものにするべきとのこと。

納得。

健康に気を遣えば血圧・糖尿・高脂血症はほぼ大丈夫。

食と運動に投資!

ただしガンは確率的にかかってしまうし

リスクを考えてポイントで保険を「買う」のはありかなと思いました。

(翔太君曰く、金融商品だから「入る」じゃなくて「買う」そうで)

 

第4章

住宅ローンは固定金利と変動金利、どちらがトクなのか

ー借金やローンも、賢く利用すれば家計がラクになるー

 翔太君は固定金利押しでしたねぇ。

公務員だとインフレで給与が上がらないのとリスク回避の視点から。

私も家買うなら固定金利選びそうな気がします。

オーシャンビューのマンションで猫なでてくらしたい(願望)

第5章

家を買ったほうが、賃貸よりも本当に’’正解’’なのか

ー家の価値が下がってしまうと、売却できないー

 社宅のほうがおトクだという宗一郎。

まぁ・・・そうだよね。

企業によって自己負担額めっちゃ少ないって話もありますし。

買うということを本当に考えると

場所選ばなきゃ格安でいま家買えちゃうですよねー。

(その格安の物件さえ手放すときは苦労しそう)

新築で買うのはかなりリスキー。

翔太君よく新築買うことにしたなぁと思いました。

第6章 老後にいくらの貯金があれば安心できるのか

ー若いときから貯金ばかりしていても、人生は豊かにならないー

前章でケンカしてしまった兄弟が仲直りする終章。

アリとキリギリスでいうとこころのアリ翔太君がまさかの転落し山奥で自給自足の生活。

キリギリス宗一郎は退職金でグアム移住・・・。

いつもは宗一郎が後悔していたのに、ここでは翔太君が後悔する話がメイン。

ちょうど立場が交差する感じですね。

宗一郎さんグアム移住したんですが、年金の月25万だと本当にいけるのかな??

なんかそこだけ違和感がありました。

 

電車でさらっと読む本としては軽いしイイ感じでした。