書評・感想『新世界』西野亮廣
こんにちは。
インチキ薬剤師のカフェオレです。
今日はキングコング西野さんの著書
『新世界』の話を。
私は岡田斗司夫さんの動画で西野さんをみたときから
彼のことが好きです。
『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』
共に、読み終わることには自然と涙があふれてしまいましたし
今作『新世界』でも最後のほうで涙腺にきてしましました!
(カフェでひとり泣くサラリーマンってヤバいでしょ!?)
西野さんなぁ、天才で努力家で、難度踏まれても立ち上がる姿がカッコイイ。
もうね、池井戸潤の作品の主人公みたいですよ。。
難しい話をわかりやすい話で腹にストンと落としてくれる、さすがです。
印象に残ったところはココ
いいかい?
理解できないものを批判することは簡単だ。
でもね、
キミに守りたいモノがあるのなら、
今のキミが理解できないものを批判しちゃダメだ。
理解できないものがキミ目の前にきたら、その時は、
理解する努力を選択するんだよ。
今日からやれるよね?
キミならやれるよ。
p90より抜粋
感情や無知で相手を批判することで、
結局自分や自分の大切なひとの未来を失ってしまうことがあります。
私もよくわからないことに対してネガティブな気持ちで情報をカットしてしまっているところ、それを受け入れられるよう許容力をあげていきたいと思いました。
内容のほうは、合計3章のストーリーで心をアップデートしてくれる仕様。
第1章 貯信時代
信用経済の話がメインで、ホームレス小谷さんを例にだしたお話
これまでの本でも語られている内容ですね。
通貨の話は信用とリンクしてるよって話。
第2章 オンラインサロン
西野さんのオンラインサロンでどんな活動をしているか
プベル美術館の話や、吉本工業をアップデートしてみるよーってことや
オンラインサロンの開くためのハウトゥ
開設のあたりは私があんまり理解できてないためか頭に入らず。
第3章 新世界
いま西野さん「たち」のやっている挑戦と
見つかった人間の可能性について。
興味がそそられたのは後半にある【レターポット】のお話です。
アプリ上で文字を買い、それをユーザー同士でメッセージを送りあうシステムで、
これが2つのイイ点があります。
1、お金のように使える
(お金として成り立つ要素は3つ ⇒ 保存できる、交換できる、尺度になる)
2、購入して使うため、ネガティブなことに使われにくい
(誹謗や中傷のために使われにくい。一般的に文字はハイパーインフレしてるところに制限を加えてるところがミソ)
これ、災害時の支援として選択肢が増えていいですね。
千羽鶴より使いやすく送りやすく、心に響いて邪魔になりにくい。
こうやって少しずつ世の中が面白く新しくなっていくんだなぁ
そんなことを実感できる1冊でした。