医療費の話
こんにちは。
日本の医療制度に関して世界でも最高峰という話を聞いたので
これに関して思うことを書いていきます。
日本は国民皆保険制度があり、これに加入している以上
自己負担少なく、公平に医療を享受することができます。
「だから!将来の安心安全のために消費税も上げていきましょうね~」
というのが財務省のお言葉なんですが。
ここでいくつか問題点を。
医療費のココがやばい
①費用がスゴイ
医療に関して2017年は42兆円が使われたそうです。
これを自己負担額4兆9000億と
毎月の保険料20兆円と
公金(税金)16兆5000億
で賄っています。
あわせて労働者ひとりあたり毎月7万支払っている計算です。
平成元年は20兆円ほどでいまその倍。
んーこのペースでいくと労働者ひとりあたり毎月14万とか払う日も来ますね。
日本、脱出しますか??
②効率がよろしくない
で、この業界にお金を使っても再生産があまり発生しません。
このお金の6割は65歳以上の高齢者ですし。
道路や技術に投資すると翌年は今年よりもっと楽に暮らせます。
しかし医療に投資すると基本的にはジリ貧です。
効率性も、1人でウン万人の仕事ができるようになっている昨今なのに
3分診療はダメとか言われますし。ナンヤテ・・・!?
(民間企業だと、毎年仕事の速度や効率をあげていこうというのが一般的)
優秀なお医者さんでも1時間に10人みるのは相当キツイんじゃないかと。
(クリニックの外来患者数は40人/日)
やったほうがいいことは基本全部やっていかねばならないのも仕事量を増やしています。
「とりあえず○○しておきましょう」の積み重ねも大きいです。
風邪に抗生物質をだすことに対し、2017年に厚生労働省もお知らせをだしてます。
だからこそ、より高品質で効率のイイ医療を実現できたら
より国民は健康になれるし、医療従事者や働いて税金を納める労働者の負担を減らせるわけです。
そのためにEBMに基づいた治療だったり
チームプレーの促進などを各医療機関で一生懸命やっておりますが
そもそも病院数がアメリカの1.6倍あるとかけっこうなアレです。
これが人手不足やブラック労働の一因なんですよね。
現場はめっちゃ頑張ってるんですけれども制度問題なんでしょうなぁ。。
みんな目の前の患者さんに全力投球していますよ。
医療費高騰の話は先進国でほぼすべて問題になっております。
なるべくひとりひとりが健康で、病院にいかずとも暮らせる社会が実現したらいいですね。
当ブログ主、カフェオレは運動と野菜もりもり習慣を推奨します。