『日経DI ドラッグインフォメーション2018.4プレミアム版』調剤診療報酬改定 減薬のススメ
今日はお薬について、
日経DIのことを書いていきます。
まず、昨月の3月
診療報酬改定と薬価改定で非常にバタついて薬局のみなさんは大変な時期だったかと思います。
今後も薬価差は下がるだろうし、診療報酬も・・・と暗くなるかたもいるでしょう。
まぁさきのことはわからないですけどね!
(ホントに経済的に厳しくなるなら、上場企業の株式信用売りで稼げるという話でもあります。要はとらえ方次第だと思います)
今回の改定で興味深かったところ、
そしてプレミアム限定記事での『減薬への取り組み』これが面白かったです。
新しく盛り込まれた点数として
服用薬剤調整支援料(125点)
6種類以上の内服薬が処方されていたものについて保険薬剤師が文書を用いて提案し、当該患者に調剤する内服薬が2種類以上減少した場合に、月1回に限り所定点数を算定する。
医科のほうにも同様に減薬することで点数が発生するようです。
結論からすると、服用薬剤を減らすことで医療費削減を目指そうってことですよね。
私個人は、医療費の削減にはそんなに興味がわきません。
デフレ脱却のためには財政支出を(その項目がなんであろうが)増やす必要があるからと思し、関係者の給与の源泉です。
デフレ状況下で政府支出を減らす、そういうのが常識という風潮が強いでよね。
主に財務省のせいかと思われます。経済的には面白くありません。
がそれでも、たしかに多剤治療が多いのも事実です。
風邪で6剤とか。
咳止め・去痰薬・鼻炎薬・解熱剤・うがい薬・漢方薬etc
こういうセットを仮にドラッグストアで推奨してたら問題になる案件な気がします。
風邪なら1種類の飲み薬と栄養ドリンクで2剤がおすすめされるくらい。
医療提供側からみて必要なものは、受ける側に本当に必要なのかという哲学的な問いを試されていますね。
リスク管理の面からも大切なことでしょう。
そして、それに対する薬剤師の活動が保険点数となり社会に評価される時代となってきました。
薬も断捨離・・・!(ただし慎重に)