カフェオレがボヤく!

インテリジェンス(知性)とチキンを愛し追求する薬剤師、略してインチキ薬剤師があれこれかたります。

『ダイヤモンドドラッグストア2018.9.15 VOL.84』書評①

今度こそ最新の日経DD9月号!

(先週昨年のバックナンバーを買ってしまって笑)

 

まずは

上場企業DgSマンスリーデータインデックス

2018年 6月7月

全体数字だとDgS全体では昨対比+6%

食品や健康食品が牽引

(そのぶん他の業界が食われてるわけですな)

既存店で調子がいいのはウェルシア・GenkyDrugStore・中部薬品

2か月平均+5%超えています。

上場15社のうち、4社が既存店売上が昨対割れ。

強い企業でもなかなか難しい局面ですね。この業界もレッドオーシャンです。

 

DDレポート

・サンドラのCVS(コンビニエンスストア)

CVS事業部部長代理 池田康晴氏『ライバルはどこかと問われたら過去の自分たちだ』

非常にカッコイイです。

売上はDgS75%・CVS25% レイアウトスペースは1:1

年間売上3億5千

んー日販で約100万かぁ

セブンイレブンが50万ちょっとということは倍ですね。

 

・ウェルシア薬局の都市攻略策

2020年から出店計画のうち20%は新都市小型だそう。

いまのイメージにある郊外型とは違う新しい試みですね。

 

・英国のデジタル薬局

薬局の閉鎖が目立つ英国ではテレファーマシー(テレコミニケーションを通じた薬局サービス)拠点が開設されたようです。

ナウ・ヘルスケア・グループがサービスを提供。

医師が処方データ送信⇒薬局で受信⇒ロボットが作って患者宅へお届け

これらはAIを搭載したアプリで行われる。

なお、ここで語られている薬剤師業務は最終チェックの部分だけ。

7万DL! いやー海外は進んでますね。

この方式でやったら薬局数減らせると思うんですよ。

 

行政ニュース

PPIのスイッチ、不可!

PPIプロトンポンプ阻害剤、タケプロンとかパリエットですね)

これなかなかですよ。

日本医師会の反対が。

以前、日医の鈴木氏は

「母屋(病院)ではお粥を食べているのに、離れ(薬局)ではすき焼きを食べている」

といってたそうで

基本的に医師の薬局やDgSに対するイメージって悪いんですよね。

エパデールT発売のときも非常に制限が苦しかった。

私は安易に薬使わないほうがいいよ派ですが、それでもモヤモヤします。

胃酸抑えると腸内pHが高まって悪玉菌増えるのでガスターとかもあんまり飲みたくないです。

 

スーパーマーケットの逆襲 第四回 今そこにある危機

SMも薬売り始めたよ~って話。

SMにせよDgSにせよ、過去の自分とどう戦っていくかポイントですね。

マンスリーデータみても勝ちフォーマットだと思われているDgSのなかで、危ういところもありますし。

 

とりあえず前半はこんな感想です。