ドラッグストアがスーパーを食い尽くす日
こんにちは、カフェオレです。
日々勢いを増すドラッグストアがいつかスーパーと取って代わる
そんな未来も遠くないように思います。
(というか、もう半分実現していますよね)
進撃のドラッグストア
右肩上がりの売上・利益・株価。
過去10年、小売ならドラッグストア関連の株買っておけば大正解でした。
壊されいく壁
ドラッグストアとスーパーで、飲料やレトルト食品など
同じ商品を多数取り揃えていて
片方が売上を伸ばせば片方が衰退する、これは当然の流れです。
自分がスーパーの店長だとして、
市内に続々とドラッグストアができていくのを目の当たりにしたら
きっと戦慄が走ることでしょう。
日本チェーンドラッグストア協会によれば、昨年(2017年)6月1日現在のおよその市場規模は6.5兆円(前年比5.6%増)
中略
ドラッグストアは2007年の市場規模約5兆円から、十年間で1.5倍ほども拡大している。10兆円ともなると、およそ13兆円でもう十年間停滞しているスーパーマーケットの市場規模に迫ってくる。スーパーは、2007年の約14兆円から漸減傾向なのに比して、右肩上がりのドラッグストアが中長期的にはその売上を抜くと考えられる。
伸びた3兆円の売上はどこから奪うのか?
それは、中小の薬局から薬の売上を、大手のコンビニ・スーパーなどから日用消耗品や食料品の売上を。
互いに商品の幅を縮めようとしていてボーダーレス化が進んでます。
スーパーはお弁当や総菜に力をいれるいっぽうで
ドラッグストアもお弁当取り扱ったり生鮮食品の取り扱いを始めています。
なぜひとはドラッグストアに行くのか
それでもドラッグストアの便利なところは、
『スーパーに行くほどではないけれど、コンビニよりは品ぞろえが豊富のちょうどイイサイズ感』
コンビニ 100坪~150坪
ドラッグストア 300坪~450坪
スーパー 600坪~700坪
ちょっと買い物にはちょうどいいですよね。
「洗剤買おうかな。ついでに飲み物とアイスと、お菓子も」
こんな気分。
主にスーパーが取り扱っている生鮮食品の需要は、
労働者率が上がれば下がってしまうと考えられますし、
高齢化の市場トレンドからも
処方箋需要の高まり、健康志向の上昇、人生100年時代にむけて生活スタイルの変容があるでしょう。
そういったことから、
ドラッグストア優位で市場再編が進んでいくと私は思っています。
既存商店の対抗策
じゃあ食品スーパーや商店街はどう立ち向かうの?って対策なんですがね
大手
大きいところを手広くやれる、そういうのは大手の強みです。
ただしこのトレンドをくつがえすためには
業種を大きく変えてしまうような痛みが伴うかと。
ECに資金を投入する企業(イオン)と、ECから撤退する企業(セブン&アイ)など様々ありますね
個人的にはドローン宅配も含めて、もう店にわざわざ行かないってのがアツいと思ってます。
個人商店
その意味では小回りのきく、小さな商店にチャンスはありそうだと思います。
ニッチな市場で局地戦の勝利を目指す、と。
メルカリやヤフオクで頑張ってる農家さんもいますよね。
創意工夫が結果に直結できるのは強みだと思います。