DD9月号(2017年)特集『コスモス薬品』 書評
こんにちは。
日経ダイヤモンドドラッグストア9月号をAmazonでポチったところ、
2017年のものであったことに愕然としているカフェオレです。
(読み終えてから気づきました笑)
さて、2017年も2018年もドラッグストアは伸長しています。
その中でも異彩を放つ存在が『コスモス薬品』ですね。
今回の特集はコスモス薬品。
EDLP(EveryDay Low Price)の徹底により、SM(スーパーマーケット)やコンビニから
圧倒的な勢いで顧客を獲得しています。
ドラッグストアの看板をかかげつつ売上構成比の50%以上が食品。
徹底的にコストカットし、あえて現金払いオンリーにしてるいさぎよさはスゴイ。
実態はディスカウントストアですね。
ついで買いの化粧品や医薬品で利益をだせるからとはいえ、圧倒的です。
コスモス薬品は2018年6月、
クスリのアオキ発祥の地 DgS激戦区の石川県にも進出しています。
九州から始まったコスモス薬品も4年後には関東にくるとのこと。
中小零細の小売店がどんどん淘汰されていく中、大手小売のありかたも変わってくるかと。
こういった強いリアル店舗の出現と、AmazonなどのEC店舗の出現はこの先の未来をどう変えてくれるかワクワクしますね。
現時点でコスモス薬品は調剤に参入はしていませんが、
客数が多いDS(ディスカウントストア)と調剤の組み合わせは相性いいなと思っています。
高級スーパーで食品買うユーザーも、DSで食品を買うユーザーも
使う薬は同じですからね。
むしろDSがターゲットとしてる層は
食事のコストを抑えている層なので
疾患リスクも高く薬剤費用も高いと思われます。
恐ろしい話ですけどたぶん商売的にはいい関係。
例 お菓子の特売をしつつ、糖尿病向けの健康食品を宣伝し、処方箋応需も行う。
こういうことは矛盾してるようですが
甘いものの誘惑は本能に語りかけてきますし、
サプリなどの健康食品には免罪符のように罪の意識を軽くしてくれる効果がありますし、
医療機関の利用は科学的&社会的な裏付けがあります。
元凶となる加工食品をとらなければ
だいたいの成人病は解決できますが実践がどれだけ難しいか。
私の中でDgS業界の注目企業イメージは安さのコスモス、安定のウェルシアです。
今回ウェルシアのトピックで面白いなと思った点は、介護業界でも活動していることです。
2017年、埼玉県白岡市にあるウェルシア白岡店のよこに『ウェルシアハウス』を建設。
介護の相談窓口としての総合相談事業やケアマネの支援・研修会などもやっているとのこと。
介護自体が利益になるイメージはないのですが、
人生100年時代突入にするにあたり
このいったサービスは住民にとっても安心につながると感じます。