善vs悪 の話 ~アンパンマンワールド~
前回、『悪魔とのおしゃべり』の感想をかかせていただきましたが
善と悪についてふと思い浮かんだことがあるので、今日はそれを
アンパンマンワールドを例にとってお話しようと思います。
アンパンマンといえば・・・誰もが知る作品ですよね!
『アンパンマンは自己犠牲をして弱者を助け、
街の平和を守るジャムおじさんのしもべヒーロー(善)です。
そして、対するライバル(悪)は
私利私欲のため、ドキンちゃんのために街の平和をおびやかすバイキンマン。』
子供のころは普通にこういう視点で見てました。
オトナの視点でみるとどうでしょうね
アンパンマンの立ち位置はそのままとしても、
バイキンマンすごいと思うんですよ。
孤高の天才(バイキンマン)がひとりのろくでもない女性(ドキンちゃん)のために世界を敵にまわしてでも願いをかなえようとする、と。
そして、因果の話をすると
ドキンちゃんはヒーローサイドの食パンマンがかまってくれないからいつも満たされてない(ドキンちゃんはメンヘラでめんどそうだから敬遠されてる説)
バイキンマンは天才だし、生活に困りそうにないけど、ドキンちゃんが救われるルートってバイキンマンといっしょしかないですよね。
さて、善と悪の話にもどりますが・・・
このあたりのネタはFateや装甲悪鬼村正でも語られてるかもしれませんけども
本にも書いてある通り、善悪はコインの裏表だと思うんですよ
アンパンマンでいえば、バイキンマンがいるからアンパンマンがいるということです。
どういうことか。
もし、弱者をいたぶるバイキンマンがいなければ・・・
街をパトロールする必要はなくなりますし、
余計な経費をパンにかけることもないのでアンパンマンは作られません。
希望に満ちた世界では希望を新しく作る必要はありませんから。
つまり・・・善か悪、どっちかが滅んでしまえばもう片方も消えてしまうものだと。
ブラック企業が消えてしまえばきっとホワイト企業も消えて・・・
こう考えていくと、これが正しいとか間違っていると考えたとき
なにもないところから悪を生み出しているのかもしれません。