『桃太郎』を読んで
コーヒーは甘めが好き、アラサー男子のカフェオレです。
私の趣味のひとつが読書なので
アラサーリーマンから見る
『桃太郎』
の感想を。
ストーリーはいわずもがな
桃から生まれた桃太郎が
ワンコ、おさる、キジといった畜生たちをキビ団子で買収し
鬼をせん滅するために巣窟がある鬼ヶ島へ。
そして鬼を倒して金銀財宝かっぱらって英雄は凱旋帰還を果たす、と。
これってスゴイ話だと思うんですよ
出会ったばかりの動物たちを意のままに操り、目標を達成する・・・
現代風にしたら、
若者がそのあたりの小学生をポケモンGOで買収し教育&起業
そしてブラック企業(鬼)を駆逐しその利潤で余生を過ごす的な。
コミュ力も企画力もハンパないですねぇ。
~翌年~
現代桃太郎「なんだこの税率は・・・?鬼め!!」
こうして国政(鬼ヶ島)に討ってでるという続編構想も。
桃太郎がなぜ鬼と戦うかといえば
桃から生まれたから…ということのようです。
桃って、神聖な力が宿っているとされていて
そこから生まれたということは邪悪を払うさだめだったのでしょう。
桃太郎=うまれながらにして神聖なるエクソシスト
↑このような等式が成り立つのです。
節分の豆も桃のチカラを神社でダウンロードしてるので鬼に有効打を与えることができるそうで。
対して、鬼ってなんでしょうね。
あまり古来から絶対的な善悪はほとんど概念としてないので
病気や災害などの象徴としてでてくるんでしょう。
鬼門の方角が丑(牛)寅(虎)なので牛のような角と、虎柄パンツはいてて
桃太郎サイドのおともはその反対方向、申(サル)戌(イヌ)酉(トリ)というわけです。
けっこうこういったおまじないみたいな要素が物語にもりもりされてるケース他にもあるんですが
深く考えてみるのも本を読むときの醍醐味のひとつかなと思います。
不思議なのは、基本我々人間って群れるときが一番パフォーマンス発揮できると思うんですよ。
会社しかりサークル活動しかり。
桃太郎がひとの仲間を作らなかったのは、人を信じるチカラがそんなになかったのかなと。
成功者であるとともに、孤独な感じもします。
アンパンマンもそうですが、ヒーロー自身が孤独といういばらの道を歩くのが後世に残るのでしょうか。
すすむ足取りが痛そうですね。。
スターウォーズのダースベイダーのように
桃太郎が暗黒面に墜ちたら当初の鬼よりひどいことになりそうな気がするんですけど笑
チカラがあるって大変ですねー!
ほどほどであることも生存や子孫を残すには大切な要素かも。