アラサー、働き方を考える ~有給消化編②~
①の続きです。
有給消化について考察していくと
もう少し気づきがでてきたので追記することにいたします。
有給消化率が高い職場とはどのようなものなのでしょうか。
まず、有給消化率が高い=生産性が高い=会社が儲かっている
という考察です。
有給を年間20日間消化するとすると、160時間。
毎月の労働日数が20日間とするとほぼ1か月休めるわけですよね。
時給換算で8%程度あがるわけです。
もし、競合他社と同じ人件費とすれば、1時間あたりの利益が相応に高くないといけません。
そしてその優位性を保つということも必要でしょう。
とすると、
『有給をとることが結果として企業の業績を良くする』
という仮説をたて検証せねばいけません。
~有給を取るとイノベーションが起こる?~
余裕をもった働き方をすることで、心身の健康を維持し、新しいアイデアが生まれ、
それが会社にいい影響を及ぼすことができます。
↑このような言葉をちらほら見ますが、これは本当でしょうか。
経験則から考えていくと、有給がとれない職場が多いことなどから
おそらく有給とれない企業の方が商売が強く、
有給を取れる企業を駆逐して生き残っているので
このことから現状、有給消化率を上げることが
直接企業の優位性をあげるわけではないと私は思います。
イノベーションを起こせるような余暇を過ごす労働者の割合はどうなんでしょう。
そこに喜んでお金と時間を投資ができるかどうか、
(有給を使わせる)会社サイドも
(有給を使って業績の向上に貢献できるアクションetcができるか問われる)労働者サイドも
悩ましいところではないでしょうか。
~それでも有給を消化していこう~
もうひとつの可能性は『標準化』です。
休むにあたって適切な引継ぎをしたり、仕事をやり方を簡易化・マニュアル化し特定の誰かしかできない仕事を減らしていくことで過重労働を改善できるという話です。
これって、すごく合理的だと思うんです。
そしてこれがある程度すすむと、個性とか能力とかいらなくなるんですよね。
人件費すらも。
誰もができるなら正社員をわざわざ雇わなくてもいいですし、アルバイトを雇う際も時給を抑えていくこと可能です。
いまでも休みがちなひとに対して
「あのひと、いなくてもいいよね」
という言葉が職場で飛び交ったりしますよね?
私、これって標準化の方向で考えるとけっこう正しいなと、
これがおそらく今後社会で全体化していくと私は思っております。